2012年11月14日水曜日

たまには専門的なこともφ(..)  いい歯の日週間です! 歯磨き後のうがい、どうしてます?


 むし歯予防とフッ素(フッ化物)の豆知識 
歯磨き粉のフッ素を有効に作用させるための使い方~
 
書きためた仕事資料から一部紹介!

【今や日本の歯磨き粉の約9割にフッ素配合  ~フッ素とむし歯予防の歴史~】

フッ素が注目され始めたのは1900年の初め頃。

飲料水中のフッ素濃度の高い地域では、むし歯が少ないことが分かり、“フッ素がむし歯を防ぐ”という関連性が注目されたのです。

それ以降、調査や研究がアメリカを中心に行われ、フッ素の利用が世界的に進んできました。

日本は欧米に比べて遅れていましたが、最近では市販の歯磨き粉の約9割にフッ素が配合されています。

 
【フッ素で初期むし歯の“再石灰化”が期待できます。だから、フッ素の応用をお薦めします】

むし歯は、歯についた歯垢の中の細菌(ミュータンス菌など)が糖分を栄養にして酸を作り、その酸が歯を溶かすことによってできます。

初めの段階(初期むし歯)では、歯の表面の少し下から溶けていく(脱灰)ので穴が開いていません。この段階で、有効なフッ素の利用やブラッシングを行うと、再石灰化”により、健康な歯に回復する可能性が高くなります。 
 

【フッ素入り歯磨き粉は使い方が大切! フッ素の作用と歯磨き粉の有効利用法お教えします】

フッ素は歯の表面にフッ化カルシウム(CaF2)として残り、少しづつ溶けだしてフッ素イオンを供給します。このフッ素イオンが歯を酸に強い性質にし(耐酸性の獲得)、初期のむし歯の部分では再石灰化を促進します。CaF2は歯を守るための貯金のようなものです。
 
フッ素は歯だけでなく、歯垢にも浸み込んで作用します。
 
歯垢の中のフッ素は、下にある歯を溶けにくくして、むし歯をつくるミュータンス菌などの働きも弱めてむし歯になりにくくします。このようにフッ素を有効に作用させるためには使い方が大切です。
 
CaF2は300ppm以上のフッ素濃度でできやすくなり、必要な時間は2分程度といわれています。また、歯垢にはフッ素の濃度が高いほど浸み込みやすくなります。したがって、歯磨き粉で300ppm以上のフッ素濃度を2分間保つためには900ppm前後のフッ素が配合されている歯磨き粉で、1g以上の量が必要になります。これは、大人の場合cmの大きさの歯ブラシで歯磨き粉が約3分の2程度の量になります。

 

むし歯になりやすい奥歯から磨き始めるのも、フッ素を最大限に活かすコツです。
 
また、CaF2や歯垢の中のフッ素はていねいにうがいをすると口の中から流れ出てしまいます。
 
うがいは少なめにするとよいでしょう。
 
むし歯・歯周病の予防や治療の目的で時間をかけてブラッシングする場合には、歯磨きを終える最後の2分間だけ歯磨き粉を使うことをお勧めします。
 

め  歯磨き粉は歯ブラシの3分の2程度の量を使い、軽いうがいにとどめるとより効果的!
 
 
 
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